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HOMEプレスリリース妊娠前のBMI、妊娠中の体重増加量は出産後6か月間の母乳栄養の継続と関連する（エコチル調査より）

妊娠前のBMI、妊娠中の体重増加量は出産後6か月間の母乳栄養の継続と関連する（エコチル調査より）

概要

富山大学エコチル調査富山ユニットセンター 稲寺秀邦（富山大学名誉教授）らのグループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査（エコチル調査）」に参加する82,129人の母親を対象とし、妊娠前のBMI(Body Mass Index：体格指数)、妊娠中の体重増加量と出産後から6か月までの母乳栄養継続との関連を調べました。
その結果、妊娠前のBMIと妊娠中の体重増加量がともに母乳栄養の継続と関連していることが明らかになりました。この結果は母乳栄養を推進するためには、妊娠前のBMIがやせ型（BMI18.5未満）および標準型（BMI18.5～25.0未満）の妊婦に対しては、妊娠中の適正な体重増加を推奨すること、また、妊娠前の肥満予防に向けた取り組みの必要性を示唆しています。なお、本研究で用いた妊娠中の体重増加量の目安は、「妊娠中の体重増加指導の目安」（日本産科婦人科学会2021年）が推奨する基準に基づいています。

この研究成果は、産科系専門誌「BMC Pregnancy and Childbirth」に2025年3月25日付でオンライン掲載されました。

研究内容の詳細

妊娠前のBMI、妊娠中の体重増加量は出産後6か月間の母乳栄養の継続と関連する（エコチル調査より）[PDF, 510KB]

論文情報

論文名

Association of pre?pregnancy body mass index and gestational weight gain with continued breastfeeding until 6 months postpartum in Japanese women: the Japan Environment and Children’s Study

著者

稲寺秀邦?松村健太?依田卓?中野隆?笠松春花?島田佳奈子?土田暁子?JECSグループ

掲載誌

BMC Pregnancy and Childbirth（2025年3月25日オンライン掲載）

DOI

https://doi.org/10.1186/s12884-025-07429-y

お問い合わせ

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター
富山大学名誉教授　稲寺 秀邦

Email:

富山大学 エコチル調査富山ユニットセンター事務局 （担当：竹田）